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夏休みにおすすめ細田守監督のアニメ映画3選。夏は「サマーウォーズ」とクジラ探し


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こんにちは。アニメはお好きですか?

私にとって夏のアニメ映画といえば「サマーウォーズ」です。

 

2021年7月には、サマーウォーズの監督の細田守監督のアニメ映画「竜とそばかすの姫」が公開されました。

この作品はカンヌ国際映画祭で「カンヌ・プルミエール」部門に選出されていて、大人にもオススメの作品です。

 

www.youtube.com

細田監督の作品は夏になると見たくなるんですよね〜。細田監督は家族や日常の人の繋がり、人の成長をテーマに織り込んでいる作品作りが多いです。

 

細田監督の過去の映画作品のなかから、夏休みや連休や休日にゆっくり見ておきたいアニメ映画の個人的ベスト3のランキングをご紹介します。「細田ワールド」で夏を楽しみましょう!

この記事はこんな人におすすめ
  • 大人になってもアニメ映画が好き
  • 細田守監督の作品に興味がある
  • 人の成長や心の成長、青春時代を振り返ったり、感じたい

ランキング第3位:おおかみこどもの雨と雪(2012年)

おおかみこどもの雨と雪

©️「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

おとぎ話のようで、童話のような話です。

現実世界のリアルな部分とファンタジーの要素が入っているので、母子家庭の現実世界を描いている部分には多少無理というか、問題を感じさせる部分もあります。

 

オオカミと人間が惹かれ合って二人の子供ができ、母親と子どもの成長を描いた作品です。

都会ではおおかみであることを隠して生きることが難しくなり、子供のために田舎に引っ越しをして暮らし始めます。自然豊かな田舎で最初は母と子だけ、次第に周りの人々との交流、動物との交流が描かれていきます。

 

子供の体の成長、内面の成長が描かれ、元気な部分、時には傷つく部分など、こころの動きにハッとしたりする部分があります。

映画「おおかみこどもの雨と雪」

 

子供が成長したとき、人間として生きるのか、オオカミとして生きるのか。それぞれが選択をし、そして母親も選択をします。

育ててもらう、自分の意思で決めるってどういうことなのか。また、いつから子供は大人になるのか。一生懸命に生きる姿に考えさせられるものがあります。

 

少し難しく、生きやすさとか、生きることの重いテーマを扱っている印象です。見終わった後も重さが残ります。

ランキング第2位:バケモノの子(2015年)

バケモノの子

©️THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

バケモノの世界に入り込んだ子供。師匠との交流を通じて大人になります。

意味は自分で見つける。底流に流れるテーマです。 

映画「バケモノの子」

 

どうしようもなく苦しくなることがある。その時「大丈夫」と言ってくれる人がいることに羨ましさを感じたりもします。

渋谷の街とバケモノの世界を行き来しながら話が展開していきます。

 

一緒にいると頑張れる。一人じゃない。

主人公は周りに助けられ、感謝しながら成長します。心の闇に気づき、闇との道連れを考えた時、師匠に助けられます。

 

親子(真の親子ではなく育ての親子)や仲間との絆や成長を楽しめるストーリーです。

全体に明るめのトーンで描かれているので、親子で見るのもいいのではないかと思います。

ランキング第1位:サマーウォーズ(2009年)

サマーウォーズ

©️SUMMERWARS FILM PARTNERS

彼氏役の代役を頼んできた先輩は、旧武家の大家族の娘だった!

ニッポンのザ・田舎、という感じの風景が描かれています。彼氏の代役となった数学が得意なヘタレ高校生が、その家族と一緒に活躍するさまが面白おかしく描かれています。

 

田舎に行って親族の賑やかな宴会が行われた翌日、バーチャルのアバターの仮想世界(OZという世界中のインフラを支えるシステム)が何者かに乗っ取られ、現実の世界に影響を与えます。家長というべきおばあさんがあちこちの縁者に連絡したり励ましたり、叱咤激励をして危機に対処し、また孫娘の彼氏の代役となった高校生にはある伝言を言い残して…亡くなります。

 

システムが命に影響すること、またシステムが衛星を誘導して特定の場所に落とそうとすることに、決して諦めることなく、励まし、励まされて大家族と一緒になって戦います。

人の繋がりを考えさせられます。

映画「サマーウォーズ」 スペシャル予告編

 

出てくるものが折りたたみ式のガラケーだったり、黒電話だったり、時代の古さを感じさせる部分もありますが、 映像をみて中高生くらいの恋の思い出などを思い出す人もいるのではないでしょうか。

 

地方に親の実家があり、お盆などに大家族で集まったことがある方は、どこかなつかしい、心が温まる映画だと思います。シリアスな内容もありますが、決して深刻にならず、現実の世界と仮想現実の世界の戦いをコミカルに描いているので、見た後もスッキリ気持ちいい作品です。

細田監督の映画作品の共通点「くじら」探し

ご紹介したどの映画作品にも「くじら」が登場します。くじらの役割は映画によって異なりますが、それぞれ重要な部分に絡んできます。

もちろん「竜とそばかすの姫」にも「クジラ」が登場します。そんな共通点も映画を複数見ておくと楽しめる部分だと思います。

 

家族や仲間、恋人とのつながりや絆も根底部分で共通しているような気がします。応援したり、されたり、人や動物とのつながりから主人公たちは成長していきます。ちょっと都合良すぎという部分もありますが、そこはポジティブに空想世界を楽しめば良いと思います。

ただ、本当に一人の時、誰からもなにも言われないということがあった場合にはこれらの映画では答えは見つからないかもしれません。

 

しかし、周りに影響され、影響したとしても、最終的には自分のことは自分の意思で決めるというメッセージが秘められているのはどの映画にも共通していると思います。

大人になっても考えさせられるテーマですね。

細田監督の最新作:竜とそばかすの姫(2021年)

©️スタジオ地図/竜とそばかすの姫

©️スタジオ地図/竜とそばかすの姫

「竜とそばかすの姫」 は、2021年7月から映画館で公開されました。

仮想現実の世界と現実世界が舞台になっているので、すでに見た方の意見では設定が「サマーウォーズ」に似ていると感じられる部分があるようです。

また田舎の風景や家族が描かれている点も共通しています。

 

 

わたしにとって細田監督の作品は、夏にあわせて見ることが楽しみな作品です。

細田監督の作品はだいたい3年ごとに公開されるペースとなっています。

この記事で紹介した過去の映画作品も再度観てみるのがオススメです。そして、最新作も是非押さえておきたいですね。