アニメ「ソマリと森の神様」は、暮石ヤコの漫画が原作。
とても感動的なファンタジーアニメで、「森の守り人」であった「ゴーレム」と、幼い少女「ソマリ」の父と娘の物語。
- ゴーレムは森の守り人として1,000年の時を過ごすもの。
- ゴーレムに感情はなく、森から出ることはない。
- それが普通だった…人間の幼い少女から「お父さん…」と呼ばれるまでは。
ゴーレムは少女が人間であることを隠して、彼女を保護しつつ、旅を始めます。
そして、物語は「異形」と言われる獣人や魔女の種族が住む世界を舞台にすすんでいく。
このアニメは、世界観やキャラクターの設定が独特で、胸を打つ感動的なストーリー展開が持ち味の親子の物語。
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ゴーレムとソマリの心の交流がとても美しく描かれており、涙を誘うシーンが多くあります。
「ソマリと森の神様」とは
「ソマリと森の神様」は、人間が迫害され、異形と言われる獣人たちに食される世界の中で、人間であることを隠して旅する人間の少女の「ソマリ」と森の守護者であった「ゴーレム」の父娘が心を通わせていく物語。
アニメの紹介文には次のように記載されています。
地上は異形たちが支配する世界。
人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。
滅びゆく種族「人間」と森の番人ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録。
ゴーレムはソマリを保護し、彼女が人間であることを知った上で、彼女を人間の里まで連れて行こうと決めます。
そして、ゴーレムは自身の寿命が残り短いことも知っていました。
物語のテーマとメッセージ
2人の旅は、人間が異形を差別し、差別が相互理解を阻んでしまったこと、異形と言われる獣人や魔族は種族が混じってもお互い共生しているのに、人間だけはそうならないという、重いテーマも扱っています。
しかし、ソマリとゴーレムは姿形は異なっていても、心の絆を通わせていきます。
また、ソマリは獣人や鬼人とも友人となり、過去に人間と異形が相容れなかった壁など存在しないかのように仲良くなっていくのです。
旅する中で、異形と言われる獣人たちが人間を排除する状況を描きながら、森の神様であった「ゴーレム」と「ソマリ」の親子の交流を通じて、異なる存在同士の理解や共存の大切さがメッセージとして込められています。
映像美と音楽
「ソマリと森の神様」は、美しい映像と音楽が印象的な作品です。
森の中や、自然を描いているシーンは、細かなディテールや美しい色彩で描かれており、まるで絵本のような美しさです。
また、物語の雰囲気に合わせた美しい音楽が印象的で、作品の世界観を一層深めています。
まとめ|「ソマリと森の神様」の評価
「ソマリと森の神様」は、物語が訴える自然保護や異なる存在の共存などのテーマが社会的にも注目され、注目を集めました。
そして「ソマリと森の神様」は、美しい映像や音楽、深いテーマ、個性的なキャラクターなど、多くの要素が評価され、海外でも高い人気を得ています。
なお、原作は作者の体調不良を理由に連載終了となったため、結末は私たち読者や視聴者の想像に任されています。
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「ソマリと森の神様」は、家族の絆や自然との共存、種族を超えた共生など、深いテーマを扱っているため、子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。
ぜひ、アニメファンの方は一度視聴してみてください。